乳幼児突然死症候群(SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)は、12月以降の冬期に発症する傾向が高いことから、厚生労働省は平成11年度から11月をSIDS対策強化月間としています。
SIDSは、それまで元気だった赤ちゃんが、事故や窒息ではなく眠っている間に突然死亡してしまう病気です。生後2か月から6か月に多く、まれに1歳以上でも発症することがあります。
発症は年々減少傾向にありますが、平成25年には全国で125名、新潟県では1名の赤ちゃんがこの病気で亡くなっています。原因はまだはっきり分かっていませんが、次の3つを守ることで、発症の可能性を小さくできることがこれまでの研究で明らかになっています。この機会にSIDSについて知ってください。

うつぶせ寝は避けましょう

うつぶせに寝かせたときの方が、あおむけ寝の場合に比べてSIDSの発症率が高いと報告されています。うつぶせ寝がSIDSを引き起こすものではありませんが、医学上の理由でうつぶせ寝をすすめられている場合以外は、赤ちゃんの顔が見えるあおむけに寝かせるようにしましょう。
また、なるべく赤ちゃんを一人にしないことや、寝かせ方に対する配慮をすることは、窒息や誤飲、けがなどの事故を未然に防ぐことになります。

たばこはやめましょう

たばこは、SIDS発生の大きな危険因子です。平成9年度研究では、両親が喫煙する場合、両親が喫煙しない場合の約4.7倍SIDSの発症率が高いと報告されています。妊娠中の喫煙は、おなかの赤ちゃんの体重が増えにくくなりますし、呼吸中枢にもよくない影響を及ぼします。妊婦自身の喫煙はもちろんのこと、妊婦や赤ちゃんのそばでの喫煙もよくありません。これには身近な人の理解も大切ですので、日頃から喫煙者に協力を求めましょう。

できるだけ母乳で育てましょう

母乳で育てられている赤ちゃんは、人工乳(粉ミルク)で育てられている赤ちゃんと比べてSIDSの発症率が低いと報告されています。人工乳がSIDSを引き起こすわけではありませんが、赤ちゃんが、よろこんで飲み、体重が順調に増えているなら、できるだけ母乳を与えましょう。

※ただし、医学上の理由等で母乳を与えられない場合もありますので、周囲の方はご理解をお願いします。

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