内容
新潟県や各市町村が主催する婚活イベントやサービス等を通して出会い、結婚へと歩んだカップルの体験談を紹介する連載「婚活から結婚へ~新潟の先輩カップルリアル体験談~」。
第1回は、燕市主催の婚活イベント「つばコン」で出会った夫のKさん(30代)と、妻のYさん(30代)ご夫妻です。
婚活を始めたきっかけは?
Kさん:最初は、同世代のカップルを見て「いいな」と思うことが増えてことをきっかけに婚活をはじめました。最初はアプリだったのですが、出会いのきっかけを広げたくて婚活イベントに参加しました。
Yさん:アプリとかも試してみたのですが、出会いの場が限られていると感じていました。
「つばコン」を選んだ理由は?
Kさん:「つばコン」のことは知っていました。参加することを迷っていたのですが、つばコンの担当者からの後押しもあり申し込みました。 イベントを運営する実行委員には同僚もいたため、自分の男としての立ち居振る舞いを見せるのは、とても恥ずかしかった記憶があります。
Yさん:「つばコン」に参加したきっかけは同僚に誘われたことです。対面イベントへの参加は初めてでしたが、アプリ以外にも視野を広げてみたかったので、思い切って一歩を踏み出しました。でも、同僚に背中を押してもらえなかったら、参加していなかったと思います。

イベント当日の様子は?印象に残ったことは?
Kさん:イベントは、1対1の自己紹介から始まり、中間発表、さらにBBQの具材をかけたチーム対抗ゲーム、BBQを楽しみながらのフリータイムという流れでした。チーム対抗のゲームでは自然に会話が生まれて、雰囲気が和みました。
Yさん:1対1の自己紹介のときは人数が多くて最初は緊張しましたが、途中からメモを取りながら一人ひとりと話すようにしました。1対1の自己紹介、チーム対抗ゲーム、フリータイムなど、いろいろな人と話す機会がたくさんあったのが良かったです。
たくさんの参加者の中からお互いを意識した瞬間は?
Kさん:フリータイムのときに話かけました。最初は「○○○○さん(某タレント)に似ていますね」と話かけたと思います。プロフィールカードなどを参考に、どんな話題なら盛り上がるかを考えながら話すようにしました。
Yさん:フリータイムのときに、ニコニコしながら話かけてくれたのが印象的でした。話しかけてくれる前からKさんが場を盛り上げてくれたので楽しそうな人だなと思っていたんですよね。
最後にお互いを選んだ理由は?
Kさん:やっぱり印象が良かったというのが一番です。お互いに音楽やライブが好きで、その話で盛り上がったんです。「たくさん話せた」という感覚があって、自分も印象が良かったし、「Yさんも自分のことをよく思ってくれているかも」と感じたんです。
Yさん:バーベキューの後半あたりで、「あ、この人、すごく楽しそうだな」と感じたんです。いつも笑っていて、話しているときの雰囲気も明るくて。一緒に過ごしたらきっと楽しいだろうな、と思わせてくれるような、とてもよい印象だったので選びました。
「つばコン」のよかった点は?
Kさん:男性は事前講座でイベントの流れを教えてもらっていたんです。当日行うゲームがどんな内容で、女性にはこう伝えてくださいね、と当日スムーズに話せるようにアドバイスをしてもらいました。それに、会場のスタッフさんのフォローも手厚かったですね。「あの人、ちょっと一人になっているみたいだから話しかけてみたら?」とか、参加者同士が自然に会話できるよう、裏で支えてくれていたのがありがたかったです。
Yさん:市主催という安心感が大きかったですね。
最後の連絡先交換の仕組みもきちんとしていました。
マッチングした人とだけ交換できる形になっていて、個人情報の扱いもすごく慎重。
そういう配慮があると、初めてでも安心して楽しめますよね。
マッチング成立から交際へ
Yさん:お互い土日休みではあるものの、仕事やイベントの予定もあって、会える日は限られていました。だから、LINEなどで連絡は頻繁に取っていましたが、実際に会うのは貴重な機会でした。
Kさん:確かに会える機会は限られていましたが、お互いが好きな音楽の話で盛り上がっていて、「これ聴いてみて」みたいなやり取りを毎日のようにしていたんです。交際に発展したポイントはまめな連絡かもしれませんね。彼女が会ってくれるなら遠慮せずガンガン行こうと思って(笑)。「また明日も会おう!」っていう感じで誘っていました。

結婚を決めた理由は?
Kさん:僕は、この人と結婚したら“自慢できるな”と思いました(笑)。
交際中も結婚について話すことはありましたが、ちゃんとプロポーズしなくちゃなって思ったんです。だから、旅行先で指輪を渡してプロポーズしました。サプライズでしたが、喜んでもらえてうれしかったです。
Yさん:“ずっと一緒にいて楽しい”というのが一番でした。普段は明るくて楽しいけど、いざという時は頼りがいがあるんですよね。だから「この人とずっと一緒にいたい」と思いました。でも、まさか旅行先でプロポーズされるとは思っていなかったので、驚きと同時に心からうれしい気持ちでいっぱいでした。彼がわざわざ週末に時間をつくって、指輪を探しに行ってくれていたこともあとから知って、「そんなに考えてくれていたんだ」と思ってすごくうれしかったです。
結婚して感じたこと
Kさん:結婚生活はまだ始まったばかりですが、周囲から祝福の言葉をもらい、少しずつ実感が湧いています。日常の中でたくさん笑い合える、そんな家庭にしていきたいです。
Yさん:まだ結婚して間もないこともあり、生活の実感というよりは、結婚に至るまでのプロセスを通して「これから家族になっていくんだな」という気持ちが少しずつ強くなったように思います。今のままの明るくて楽しい関係のまま、何でも話せる家庭を築いていきたいですね。

これから婚活を始める人へ
Kさん:うまくいかない時期があっても諦めないこと。思うようにいかないと、「もうダメだな」って落ち込むこともたくさんありました。とにかく諦めずに動き続けることが大切だと思います。
Yさん:まずは一歩踏み出すことが大事だと思います。「婚活イベント」って聞くと少しハードルが高く感じる方もいるかもしれませんが、「楽しそうだから参加してみよう」くらいの気持ちで踏み出すのがちょうどいいと思います。あまり力を入れすぎず、気軽な気持ちで楽しむ中で、思いがけない出会いが生まれることもありますから。

編集後記
出会いのきっかけは小さな一歩から。
「まずは行動してみること」の大切さを、改めて感じました。
「楽しくいつも笑っていられる家族になりたい」――
そんなお二人の言葉から、
結婚とは“同じ未来を思い描きながら歩むこと”だと教えられました。
▶ 燕市の婚活イベント「つばコン」についてはこちら
https://www.city.tsubame.niigata.jp/soshiki/kikaku_zaisei/2/21/1317.html