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【新潟夫婦のホントのところ】第5回「特別な日も日常も、記憶に残る家族写真」

内容

新潟の夫婦の新婚生活のトレンドや実態について、その分野のプロや専門家に聞く「新潟夫婦のホントのところ」。今回のテーマは「家族写真」です。

スマートフォンの普及から、「1億総カメラマン時代」とも称される現代。新潟の夫婦はどんな撮影を楽しんでいるのかを知るために、個性豊かなフォトグラファーが在籍する新潟市西蒲区の「studio Roop」にお邪魔しました。

角田山の麓に広がる上堰潟公園に隣接するスタジオからは、日々ご夫婦や子どもたちの楽しそうな笑い声が聞こえてきます。誰もが手軽に写真撮影ができる今こそ知っておきたい家族写真のあり方、そして、夫婦になる二人に伝えたい「宝物になる一枚の残し方のコツ」まで、studio Roop代表の吉沢浩二さんと、濱口直大さんに教えていただきました。
 
結婚の記念に|ふたりらしさを楽しむフォトウエディング
「新型コロナの流行から、結婚式の常識は大きく変わりました。その結果、『フォトウエディング=結婚式の代わり』ではなく、『結婚の記念に写真を残したい』というカップルが増えたように思います。SNSを介して自分たちで発信できるからこそ、自分たちらしい表現として写真を残したいカップルが当たり前になってきました」(吉沢さん)



新潟で人気のロケーション|思い出の場所を希望するカップルが多数
自分たちらしさを追求して、思い出の場所でフォトウエディングを希望するカップルもたくさんいます。実際にあったご依頼だと、『みなとぴあの夜景の前でプロポーズしたから、そこで撮りたい!』とか、『佐渡に転勤している間によく行き来していたから佐渡汽船で撮影したい』などなど。新潟らしさで言えば、広大な海・山・畑はとても魅力的な写真が撮れます。僕らが拠点にしている角田浜にはそれが全てそろっているのも特徴です」(吉沢さん)
角田岬灯台でフォトウエディングのカップルが7組待ちしている日もありました。驚きですよね!まるで、東京駅のように撮影待ちのカップルが角田浜に集まってきているんです。あとは、上堰潟公園の桜や、ワイナリーのブドウ畑、海岸も人気。新潟らしい自然を生かした抜群のロケーションは特別な一枚に仕上がります」(濱口さん)



花嫁たちが夢中!|新潟で楽しむ韓国風フォトウエディング
「フォトウエディングのベストシーズンは7〜8月。和装やカラードレスの花嫁をあまり見なくなって、ここ2年ほど多かったのが真っ黒なドレスです。あれは印象的な現象でした。話を聞くと韓国で流行っていたようで、ファッションや美容と同じように、ブライダルでも韓国のトレンドを意識する女性が多い印象です。でも、もちろん今でも昔ながらの和装やカラードレスを選ぶ女性だっています。自分らしさを写真で表現できるようになり、衣装より先に理想の撮影場所を決めて、そこに合うドレスを選ぶのが主流になってきました」(吉沢さん)
 
新潟の夫婦が選ぶ家族写真|ハレの日だけでなく、日常も特別な思い出に
「家族写真と聞くと、お子さんが生まれてすぐにやってくるお宮参りやハーフバースデー、誕生日、七五三をイメージする方が多いのではないでしょうか。しかし、最近では特別なハレの日だけでなく、日常を切り取る『ケの日』の撮影も選ばれています。私たちのスタジオでいえば、『おうち写真』というプランで普段の暮らしや、自宅で家族が集まった時に撮影する機会も増えました。なかなか天候が読めない新潟ではスタジオ撮影だけでなく、自宅や自宅周辺でも撮影を楽しむことができます」(吉沢さん)



結婚式、子どもの七五三も|単なるコスプレ撮影で終わらせない
「私たちが大事にしているのは『なぜその撮影を神社やスタジオで行うのか』というところ。結婚は夫婦になる決意と家族の絆を誓うため。七五三は、子どもたちに晴れ着を着せて健やかな成長に感謝するためのものです。20年以上撮影を続けてきて、ますます日本の伝統を大切にしなければと考えるようになりました」(濱口さん)



物語る写真|結婚時からのカメラマン選びが大切
「僕が主に担当しているのは家族写真。ご家族を全肯定しつつ、思いを写真に残せるようにいつも意識しています。いい例が、中学生のお姉ちゃんが卒業するからと撮影に来てくれたHさんご家族。その子は少し大変な学校生活を送ったようで、お父さんと弟くんは一歩引いた目で見ているんですが、お母さんは終始お姉ちゃんに共感していて。その様子を表現するために、ブレザーを脱ぎ捨てて振り回している写真を撮りました。あれは面白かったですね。気心知れたカメラマンを選ぶことでご家族の思いを表現しやすくなりますし、お子さんたちもいい表情を出しやすくなります。『我が家の専属カメラマン』という目線で、結婚のタイミングからカメラマン選びにこだわってみてください。最初のカメラマン選び、とても重要です」(濱口さん)



若い世代へ|宝物になる写真を残そう
「うちでは『小さな魅力に光を当てる』という意味合いから、『Light the charm』というキャッチフレーズを掲げています。写真は人生の宝物であり、毎日のお守りにもなります。世代を問わず喜ばれる家族写真を気軽に楽しんでみてください。写真を残すことで、記憶にも長く刻まれていきます」(吉沢さん)



スマートフォンで手軽に撮れる時代だからこそ、誰と、どんな思いで残すのかが写真の価値を決めます。新潟の豊かな風景と共に、ふたりや家族の物語を丁寧に写し取る一枚が、これからの人生をそっと支える宝物になってくれます。

取材協力
studio Roop
https://roop.jp